ぬか漬けの味が薄い、塩気や旨味が足りない時の原因や対処法についてまとめます。
ぬか漬けの味が薄い!その原因と対処法は?
ぬか床で水々しい野菜を漬けて、数日後に出来上がり!
楽しみにしていたぬか漬け。
でもなんだか・・・
「最近なんだか味が薄い」
「旨味がないような」
「ただの野菜そのまま」
こんな経験で悩んだことはありませんか?
味が薄く感じる原因にはいくつかの原因があります。
①発酵不十分である「ぬか床」
<原因>
これはぬか漬けを一から始めた方に多くきかれます。
ぬか床の成長が不十分な状態でぬか漬けをしていると味の薄い糠漬けになります。
ぬか床には乳酸菌などの微生物・菌が繁殖します。
うまく繁殖してくると乳酸菌があのぬか漬け独特の酸味、香りを出してくれます。
これにより漬けている野菜にも浸透し、美味しい風味のあるぬか漬けができるのです。
これがまだ発酵が進まず不十分の場合には乳酸菌が少なく充分な風味がなく味気ないぬか漬けができてしまいます。
<対処法>
発酵が不十分であれば発酵を促してあげればオッケーです。
ぬか床を冷蔵庫に入れっぱなしにしていませんか?
ついつい忙しくてぬか床を冷蔵庫に放置しがち・・・冷たい部屋では乳酸菌たちは眠ってしまい活動しなくなります。
そのため発酵が進まず美味しいぬか床ができません。
冷蔵庫から出して日の当たらない場所、室内の常温でしっかりかき混ぜて保管しましょう。
これにより発酵がうまく進んできますよ。
②塩分が足りないぬか漬け
<原因>
ぬか漬けを作り続けていると、
ぬか床の中の塩分も野菜に浸透していき、
ぬか床自体の塩気が薄くなっていきます。
そのため、徐々に出来上がったぬか漬けも
塩気の少ない味気なく
物足りないぬか漬けになってきてしまいます。
<対処法>
そんなときにはぬか床に追加の塩を加えて、
ぬか床をよく混ぜ合わせて置けばオッケーです。
塩分が補充されたことでまた復活します。
③旨味成分が足りないぬか漬け
<原因>
これもぬか漬けを始めたばかりの新しいぬか床に多くみられます。
糠、塩だけではどうしても旨味が足りないません。
また、糠や塩を追加したことで薄まってしまい、旨味がなにか足りない・・・という感じになってきます。
<対処法>
美味しいオリジナルのぬか床にするには
旨味成分となるものをぬか床に混ぜてあげることをオススメします。
これはその人、その家の好みだったりオリジナルになりますが、一般的によく混ぜられるものは、昆布、乾燥されたみかんの皮、干し椎茸、鰹節など、さまざまです。
色々試してみて自分のオリジナルの旨味たっぷりのぬか漬けを作れるといいですね。