ぬか漬けに適した容器、適さない容器とは?
人気のホーロー容器やプラスチック容器についてまとめます。
ぬか漬けに適した琺瑯容器・プラスチック容器について
ぬか漬けを始めるにあたって必要な「道具」といえば、
中身の糠以外にはコレしかありません。
そう、ぬか床を入れる「容器」です。
道具としてはコレだけなんで、
ぬか漬けは本当にお手軽に始められます。
さて、そんなぬか床の入れ物ですが、
どんな物を購入して準備すればいいのでしょう。
容器に適さない物・禁忌ってあるの?
ぬか漬けは歴史がとっても長い国民食と言っていいほどの食べ物です。
ぬか漬けは保存食しても万能なので、
冷蔵庫が普及していなかった昔から
ぬか漬けは作られてきました。
ぬか床も上手に手入れをしていけば半永久的に使い続けて、
旨味のある「ぬか床」が子孫、それ以上まで残していけるものなんです。
何百年と、漬け続けられている「ぬか床」もあるそうです。
そんな「ぬか床」ですから、今から準備をする容器は
長時間のぬか床に耐えられるものでなくてはいけません。
これは丈夫さだけの話ではありません。
ぬか床には糠以外に「水分」「塩分」がたっぷり含まれてます。
水分や塩分に耐えられる素材でできたものを選びましょう。
水分・塩分があることで一番注意するべきことは「錆(サビ)」です。
容器が錆びてしまうと腐食が進み容器として使えなくなってしまいます。
ぬか漬け容器は蓋がほしいのか?
さらに、容器は蓋を用意しましょう。。
ぬか漬けは水分と塩分、糠とのバランスでよいぬか床が出来てきます。
そのため蓋を開けたままにしておき、
冷蔵庫などで保管していると水分が抜けて乾燥し、
ぬか床が駄目になってしまいます。
また、空気が触れ続けていると雑菌が入り込み、
カビが生える原因となってしまい、
これもまたぬか床を駄目にしてしまいます。
しかし、ぬか床の中には空気を好む菌もいるので蓋は密閉状態で放置は厳禁。
毎日新鮮な空気を取り入れるようにぬか床を混ぜてあげましょう。
材質以外にぬか漬けの容器を選ぶポイントは?
さらに容器を選ぶ上で避けたいものは、容器の口が狭い・小さいものです。
ぬか床は毎日毎日底からしっかりと手で混ぜる事が必要です。
そんなときに容器の入り口が狭いと手が入らなかったり、
しっかりとかき混ぜることが出来ないと乳酸菌が発酵しすぎて酸っぱくなったり、
臭いがキツくなったりしてしまいます。
できるだけ容器は口が広く底からかき混ぜやすい、
野菜がしっかり漬けれる程度で底の浅いものを選ぶといいでしょう。
② 蓋を用意しましょう!
③手が入れにくい口の狭い・小さい容器は適しません!
ぬか床に適したおすすめ容器とは?
上記で述べたような容器は避けて容器を考えていきましょう。
素材としてオススメは「琺瑯(ホーロー)」や「プラスチック容器」です。
これらは水分や塩分によるサビにも強く長年使用し続けやすい容器です。
私が考えるそれぞれのメリットデメリットをあげますので、
参考にしてお好みの容器を選んで見てください。
メリット
①シンプルで質感にオシャレ感があり、ぬか漬けを続ける意欲が高まる
②側面が透けないので収容していても美しい
③容器の形が様々で収納場所によって、好みのデザインなどから選ぶことが出来る
デメリット
①プラスチックに比べて重い
②割れる可能性がある
③容器のフチなどが錆びることがある
④プラスティックに比べ値段が高め
①安くて経済的
②軽くて扱いやすい
③柔軟性があり丈夫
デメリット
①ぬか床が丸見え
②熱によって容器が変形しやすい
今では、ぬか漬けセットとして容器、糠や塩などぬか漬けに必要な物が全てセットになって購入できるものもたくさんあります。
私も始めはこのようなセットからはじめました。
徐々に慣れてきたらデザイン性や使いやすさなどを考えて、
自分好みの容器を購入してもいいかもしれないですね!