【ぬか漬け】煮干し(いりこ)を入れるのはなぜ?

ぬか漬けの豆知識【実践編】

なべ、ぬか漬けに煮干し(いりこ)を入れるのかについてまとめます。

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ぬか漬けに入れる煮干し(いりこ)ついて

我が家では、ぬか床の中に
煮干しを入れるようにしています。

煮干しを入れたときと
入れなかったときとでは、
風味や味がまったく違いますね。

ぬか漬けの中に煮干しを入れることによって、
煮干しの旨味成分が浸透するようになります。

ぬか漬けが美味しくなる煮干しのイノシン酸とは?

煮干しの中には「イノシン酸」が含まれていて、
これがぬか床に浸透するようになり、
野菜の中に吸収されていきます。

熟成された魚の中に
イノシン酸は多く含まれているのですが、
とても旨味の強い成分になります。

釣り上げた魚を〆たあと、
そのままある程度寝かせておくと
イノシン酸が一気に増えると言われています。

お寿司屋さんなどでも、
魚を熟成させて使うところがありますが、
まさにイノシン酸の量を増やすテクニックです。

 

煮干しをぬか床に入れるだけで、
味はかなり変化すると思います。

甘みが足りないと感じる方、
もっと美味しくしたいと思う方に
煮干しを入れることをオススメいたします。

干し椎茸を入れるのもあり

ぬか床の中に「干し椎茸」を入れるのも
旨みアップにつながるのでオススメです。

干し椎茸には「グアニル酸」と呼ばれる
旨味成分が含まれています。

 

実は野菜の中に含まれている「グルタミン酸」と、
イノシン酸やグアニル酸を組み合わせると
旨味が飛躍的に強くなると言われているんですね。

ダシを単独で入れるよりも、
組み合わせて入れたほうが美味しくなります。

ぬか漬けの場合も煮干しだけではなく、
干し椎茸など別の成分が入っているものを混ぜると
旨味が劇的に増すようになりますよ。

 

一般的なぬか床だけでも十分美味しいですが、
一工夫するだけで旨味はもっと増すようになります。

試してみてくださいね。