【ぬか漬け】重曹を入れるのはなぜ?

ぬか漬けの豆知識【実践編】

ぬか漬けに入れる重曹についてまとめます。

スポンサーリンク

ぬか漬けに入れる重曹の役割と入れ方について

ぬか漬けが酸っぱい味になってしまった場合、
対処法として重曹を入れることがあります。

ぬか漬けが入っているぬか床は、
乳酸菌が大量に発酵している状態です。

乳酸菌は酸性に分類されるものですので、
過剰に発酵してしまうと
どんどん酸っぱい味になってしまいます。

一方で、重曹は「アルカリ性」に分類されるので、
酸性のものと一緒にくっつくと中和されます。

味も元通りになることが多いです。

ぬか漬けに重曹を入れる量に注意する

重曹を入れる量には注意が必要です。

小さじ1杯から始めるようにして、
重曹の量を少しずつ増やしながら
ニオイや味の様子をみてくださいね。

ぬか床に大量に重曹を入れてしまうと、
成分がアルカリ性に傾いてしまいます。

乳酸菌が死滅するようになりますし、
ぬか床としての機能が停止してしまいます。

どれだけぬか床に漬けておいたとしても、
乳酸菌が死滅してしまっていたら
漬物には仕上がりません。

漬物にならないどころか、
中に入っているものを腐敗させてしまい、
食べた人の健康を害するようになってしまいます。

少しずつ、少しずつ様子を見ながら
重曹を足していくようにしてくださいね。

ぬか漬け用の重曹は食品グレードのものを購入する

重曹には、添加物の入っている割合に応じて、
グレードが細かく分けられています。

食品として食べることができる重曹を
必ず選ぶようにしてくださいね。

Amazonなどの通販では、
工業用の重曹も売られているので、
そうしたものは使ってはダメですよ。

ぬか漬けは口に入れるものですし、
ぬか床も肌に触れるものになります。

工業用のものを使用していたら、
せっかくの健康的な生活を
害するようになってしまいます。

「食品グレード」と書かれているものを
必ず選択するようにしてくださいね。