ぬか漬けに使う野菜は皮を剥くべきかについてまとめます。
ぬか漬けにする野菜の皮の処理について
葉野菜以外にはだいたいの野菜に皮がありますよね。
きゅうりやナスにもありますし、
特に根野菜の人参や大根、カブなどにも皮がありますよね。
そこで気になるのがぬか漬けにする野菜の皮の処理について。
野菜の皮を剥いた方がいいの?
それとも野菜の皮は剥かずに残しておいた方がいいの?
そんな疑問について考えていきましょう。
■下処理の手間、環境面での違い
下処理が手間がかからず簡単なのは断然野菜丸々の方ですよね。
しかし、野菜表面の凸凹が強く汚れが落ちにくい場合には
皮を向いてしまったほうが楽かもしれません。
また、皮を向いたほうがぬか床の成分が浸透しやすく漬かる時間が短くて済みます。
皮を剥かなければ生ゴミも減ってエコですが、
皮を剥いた場合にはその野菜の皮を捨て野菜にしてもいいです。
コンポストがある方はその中にポイッと入れれば土に還ります。
■食感や色などの見た目の違い
野菜の皮は野菜の中の実を守るために多少硬めな食感ですよね。
ぬか漬けにしてもやはり皮を剥いて実だけの物に比べると硬い食感が残ります。
しかし、食物繊維はその分摂取できます。
でもこの食感が苦手な方には皮を剥くように勧めています。
一度食べ比べてみるといいですね。
色にも違いがあります。
特に人参などで違いが明らかですが、
皮のまま漬けると茶色っぽく黒ずんだ色のぬか漬けになってしまいます。
鮮やかな野菜の色を出したいなら皮を剥くと全然違います。
きれいな色のぬか漬けは食欲も倍増しますからね。
■栄養分の違い
栄養成分の内容は野菜ごとに違いますが、
ほとんど野菜が皮の近くに大切な栄養成分が存在しています。
例えば・・・
人参には実の中心部に比べて皮の近くにカロテンが多く含まれています。
カロテンは免疫力を上げてくれる大事な栄養素です。
さらに、大根では中心部よりも皮の近くに
ミロシナーゼという酵素、ビタミンCが多く含まれています。
ミロシナーゼは発がんを抑制する働きがあり、
ビタミンCは肌の再生にとっても大事な栄養素です。
このようにそれぞれにメリット・デメリットがあるので
あとは個人の好みと判断になります。
もし、食感や色の変色などの見た目が気になるけど、
野菜本来の栄養分もしっかり取り入れたい!という方には、
野菜の皮を所々縞状や螺旋状にカットするのもいい方法です。
切り口があれば漬かりやすくなるため野菜丸々よりも時短になりますし、
皮の近くにある栄養分も取ることが出来ます。
さらに食感の変化も楽しめます。
ぜひ参考にしてください!