ぬか床にウジ虫が湧く原因と対処法についてまとめます。
ぬか床にウジ虫!?原因と対処法について
これからぬか漬けを始めようという方には
恐ろしいタイトルですよね、ごめんなさい。
ただ、実際ぬか漬けを始めてみて
このような虫トラブルでショックを受ける方も実際多いんです。
ぬか漬けをもう一生やらない!!!という方も
いらっしゃるようなので始める前に知っていて損はないと思いますよ。
ぬか床にウジ虫が湧くことなんてあるの?
ぬか漬けにウジ虫って・・
そんな恐ろしいこと本当にあるの??
そう思うかもしれないですが、
もともと糠床に使う糠は植物です。
玄米を精米したときのカスの部分です。
ですからそのまま使用すると生きた虫や虫の死骸、虫の卵だって
混じっていても不思議ではないですよね。
また、しっかり育ってきたぬか床だって
コバエなどの虫が寄って来ることだってあります。
生ゴミなんてコバエ大好きでしょう?
それにコバエホイホイっていう
コバエ駆除の商品だって
酢のような酸っぱい匂いでコバエを寄せ付けて
駆除してるんですよ。
コバエたちにとってぬか漬けのような
酸っぱいようなニオイは大好物なんですよ!
ですからぬか床には
コバエがたかり、卵を生み、
ウジ虫などの虫が湧く可能性は
いつでもあるわけです。
コバエを寄せ付けない、ウジ虫を湧かせない方法とは?
①ぬか床には「炒りぬか」を使用する
ぬか漬けを一から作るためには
まずは「糠」を用意しますね。
その糠がポイントです。
米ぬかには、以下の2つがあります。
●「生ぬか」といって玄米から精米するときに残った糠をそのままの状態
●「炒りぬか」といって生ぬかをフライパンなどで火にかけて炒った状態
生ぬかは日持ちしないのでスーパーなどで売っている糠は
だいたい「炒りぬか」です。
炒りぬかは火にかけているので
虫や卵が死滅するため
そこからが原因となる虫は湧かなくなります。
ただしっかりと全体を火にかけないと
中途半端に卵などが残ってしまう可能性があるので
お米やさんで生糠を手に入れた場合には
しっかり全体をじっくり火にかけて炒ることで安心して使用できます。
鷹の爪など唐辛子をぬか床に入れることでも
防虫効果になりますよ。
②蓋をしっかり締めて、冷蔵庫で保管する
ぬか床の規模にもよると思いますが
自宅で家族が食べる分だけのぬか漬けを作っている場合には
冷蔵庫で保管できるサイズの容器に変更し、
冷蔵庫保管することがおすすめです。
そもそも虫が入ってきにくい場所ですし、
冷えた場所では卵や虫も嫌います。
蓋を閉めることでも
ニオイが漏れるのを防ぎ
虫を寄り付きにくくします。
③毎日しっかり清潔な環境や手でお手入れする
毎日の観察やケアが怠ってしまうと
いつもまにかコバエの住処に・・・
そうならないように毎日のぬか床の状態を
よく観察しながらケアしましょう。
異常自体には早めに対処すれば
大事故にはなりません。
虫が湧いちゃったらどう対処すればいいの?
すでに虫が湧いていてピンチ!!という状態であれば、
残念ですがすべて破棄をして
もう一度一から作り直すのが一番だと思います。
虫が湧いているところだけを捨てる方法もあるかと思いますが、
虫が湧いている部分だけの糠を取り出すにしても
掻き出す際に残したい糠の部分に卵などが
混じってしまう恐れがあります。
容器から糠をすべてビニール袋に取り出して
しっかりビニール袋の封を密封して
生ゴミ同様に破棄しましょう。
容器はしっかり洗い、
熱湯消毒すると安心です。