【ぬか漬け】注意!ボツリヌス食中毒の危険性あり!?

ぬか漬けの豆知識【健康編】

ぬか漬けとボツリヌス菌との関係や対策等についてまとめます。

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ぬか漬けとボツリヌス菌の食中毒について

ボツリヌス菌という菌の名前を
なんとなくニュースなんかで聞くことがあるかもしれません。

このボツリヌス菌が原因で起こる食中毒を
「ボツリヌス食中毒」と呼びます。

ボツリヌス菌とは一体症状を起こすのか?
また、ぬか漬けでもその危険性はあるのでしょうか?

ボツリヌス菌って何?症状は?

ボツリヌス菌が食品に住み着き、増殖するとボツリヌス毒素を作り出します。

その食品を食べたことでボツリヌス毒素を体に取り入れると、
摂取してから8〜36時間で食中毒の症状を起こします。

【ボツリヌス食中毒の症状】

・吐気、嘔吐

・言語障害

・視力障害

・嚥下障害(飲み込みの障害)

・呼吸障害(重症化)

ボツリヌス毒素は非常に強い神経毒で
このような様々な神経障害を起こします。

非常に怖い食中毒なんです。

ボツリヌス毒素による異臭がしたり、
放置していた食品の密閉容器が
パンパンに膨らんでいるような食品は
危険なので絶対に食べないように注意してください。

ボツリヌス食中毒を予防するには?

ボツリヌス菌は野菜などを作る土の中、
海や川の中、魚や動物の腸の中と
どこにでもいる菌なので
侵入を防ぐには大変です。

そのため、食中毒にならないようにするには
ボツリヌス菌が好む環境を作らないことです。

菌というと熱に弱いイメージがあるかもしれないですが、
厄介なことにボツリヌス菌は熱にとても強いんです。

ですから、ぬか漬けをする上で
食中毒を避けるには熱での対策は厳しいです。

 

熱ではなく何が有効かと言うと、
空気をしっかり触れさせることです!

実はボツリヌス菌は空気に触れることを嫌がります。

ですから、菌はぬか床の奥へ奥へ入っていったり、
ぬか床をしっかり混ぜていないと
ボツリヌス菌は元気になり毒素を作り出してしまう危険性があります。

毎日ぬか床をしっかり底からかき混ぜることが大切です。

また、ぬか床の乳酸菌が育ちぬか床が安定してくると
pHも安定してきます。

これによってもボツリヌス菌の活動が弱ってきます。

魚・肉のぬか漬けは特に注意が必要

魚や肉にもボツリヌス菌が住み着いている可能性が大きいです。

魚や肉を扱う際は特に気をつけてください。

いつものぬか床に放り込むのでなく、
必要分の糠を取り出して
容器を別にして漬け込むようにしましょう。

また、漬けた魚や肉を食べる際には、
しっかりと火を通してから
食べるようにしましょう。

愛情込めて作ったぬか漬けなので
安全に美味しく食べられるように気をつけましょう。

日頃から調理には気をつけていれば大丈夫

我が家では、ぬか漬け以外にも
日頃から手指消毒やうがいなど
徹底して気をつけるようにしています。

最近では食材にも直接吹きかけれる
除菌スプレーが話題ですね。

神経質すぎるかな〜と思いながらも
気になってこちらを使用しています。

果物や生野菜にも直接吹きかけて
ちょっとおいてアルコールが飛んだら
洗わず食べれて味も変わらないので大活躍中しています!