アルコール臭がするぬか漬け・ぬか床の対策方法についてまとめます。
アルコール臭が気になるぬか漬け・ぬか床について
ぬか漬けからアルコール臭がすることがあります。
まずはじめに、ぬか漬けは
乳酸菌が野菜などを発酵させるものです。
乳酸菌が発酵を促すときに、
アルコールのような成分が出てきます。
アルコール臭自体は、
乳酸菌が発酵している証拠ですし、
ぬか床が元気に動いている証拠です。
腐っているわけでもありませんし、
悪くなっているわけでもありません。
ただし、アルコール臭が過剰な場合は、
過剰発酵が起きている可能性があります。
かき混ぜるのが不足していたり、
野菜から水分が抜け出してしまって
塩分が足りなくなると異常発酵する事があります。
真夏の高温環境で常温保存するなど、
気温が高すぎる場所で保存するのも
異常発酵の原因となります。
アルコール臭が気になったらぬか床を休憩させる
真っ先に行う必要があるのが、
ぬか床をしっかりとかき混ぜて
通気性を良くしてあげることです。
ぬか床が元気が出過ぎている状態、
オーバーヒート状態になっているので、
ぬか床を休ませてあげる必要があります。
人が動きすぎると筋肉痛になるように、
機械が動かしすぎるとオーバーヒートするように、
ぬか漬けも元気が出すぎると問題が生じます。
発酵そのものは素晴らしいことですが、
発酵しすぎるのは問題になります。
ぬか床には、多くの乳酸菌が生活しています。
異常な状態になってしまった場合、
ぬか床を休ませることも重要です。
新しい糠を足してあげたり、
少しの間、野菜をつけ込まないようにして、
ぬか床を安静化してあげてください。
安静にしている状態でも、
酸素は取り入れる必要があるので、
定期的にかき混ぜて落ち着かせてください。
乳酸菌は生き物ですので、
丁寧に扱う必要があります。
ペットを飼っている方であれば、
ペットを高温状態の場所に
放置することはありませんよね。
真夏の暑い時期であれば、
冷やしてあげることもあるでしょうし、
水をしっかりと与える方がほとんどだと思います。
ぬか漬けに入っている乳酸菌も、
ペットと同様に優しく扱ってあげてくださいね。